自律神経のコントロール
自律神経のコントロール。あるいは潜在意識をコントロールすること。それがこれらの疾患の第一の対応策になると私は考えています。
自律神経をコントロールするテクニックには、暗示や瞑想のようなものが多く、リラックスした空間や身体の状態を必要とするものが多いですよね。
初心者の場合、実施できる場所も特定されるし、身につけるのに時間のかかるものが多いように感じます。
そこで、皆さんはバイオフィードバックという方法をご存知ですか?
これは脳波や心拍数、筋緊張などを計測する機械を身体に装着して、自分の精神状態により、その数値がどんな風に変動するかをリアルタイムで確認しながら、どんなことを考えれば身体の状態をいい方向にもって行けるのかを、具体的に学ぶテクニックです。
1993年にノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリス博士は、皮膚の電気抵抗が精神状態によって変化することを応用して、周囲の人間を楽しませました。
博士が両手首に電極をつけ、通常の状態で計測すると、皮膚の電気抵抗は14,000から100,000オームの間。
つまらない事を考えたり、瞑想状態になると抵抗値が上がり、目を閉じて、どこか名もなき暗い湖に浮かんでいる様子を思い浮かべると、抵抗値は上昇し、モニターの鍼は180,000オームに達することもあったそうです。
反対に「プレイボーイ」誌のヌード写真を眺めると、抵抗は10,000オーム以下に下がることを発見。ここがこの科学者の面白いところです。
彼は、皮膚電気抵抗の変化を感知すると、隣の家の電気がついたり消えたりする装置を作って、自分の知り合いのナースなどに見せ、みんなを喜ばせたそうです。
波形を一定にしたり、自分の意志で上下させるのは訓練が必要で大変だったけど、プレイボーイ誌のヌード写真は、いとも簡単に電気抵抗を下げてしまうらしい。まあ、これがすべての男性に効果があるのかどうかは不明ですが。
ここまで読んでお分かりかと思いますが、私たちは感情を動かすことで、自律神経をコントロールすることが可能なんです。
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