パニック障害と自律神経

パニック障害とは?
電車や人ごみで気分が悪くなったことなどをきっかけに、同じような状況におかれると、またあの時のようになるんじゃないか?と考えてしまい、不安から心臓がどきどきして、腹痛や過呼吸など症状が発現する。過呼吸では手足の痺れを感じたり、意識を失うこともあるので、救急車で運ばれる事もあるが、あらゆる検査をしても、診断結果は異常なし。
私の思うに、パニック障害を起こすのは、自律神経のコントロールがへたっぴいな人です。自律神経の反応が過剰な人と言った方がいいかな?とにかく反応しすぎなことは間違いありません。
ここで、自律神経のシステムについて考えてみましょう。
私達は、自分の意思でコントロールできる筋肉を随意筋、コントロールできない筋肉、心臓や胃腸の筋肉などを不随意筋などと呼び、両者を区別しています。
内臓の筋肉が不随意筋なのには理由があって、生存自体に深く関与する心臓の動きや呼吸に関する筋肉、胃腸の筋肉などの動きを、意識してコントロールしなければならないとしたら、生きていく上で非常に危険ですよね。
私のようにぐうたらな人間は、呼吸をサボったり、心拍数を減らして冬眠生活に入ってしまいそうです。
ですから自律神経は、あらゆる体外の情報(気温や湿度、仕事中か団欒中か、危険は迫っていないかなどの状況)、体内の状態(運動中か安静時か、血液中のホルモン、電解質、二酸化炭素などの濃度や、血糖値、胃腸内の食物の有無など)を分析しながら、自動的に身体を制御し、ホルモンやその他の化学物質を総動員して、体内環境を適正に保つ働きをしているわけです。凄いでしょう?
パニック時に起き易い過呼吸(過喚起症候群)は、呼吸が速くなり、酸素を沢山取り入れることによって、体内の二酸化炭素が過剰に吐き出されてしまいます。
これにより、二酸化酸素をチェックしているセンサーが警報を発令し、息苦しくなります。すると身体は酸素が足りないものと勘違いして、また呼吸を速める。一段と二酸化炭素濃度が下がる。また苦しいといった悪循環に嵌ります。
これは自動制御なので、勝手にやらせておくとなかなか治まりません。そこで、このシステムを理性で理解し、対処すればいいんです。

治療院アジアート

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