困った上司への対処の仕方
この記事は、主に女性へのアドバイスです。
どう考えても無理なことを言ってくる上司っていますよね?
こちらがどんなにきちんと説明しても聞く耳を持たず、自分が前回言ったことと矛盾してようがお構いなし。
強引に無茶なやり方を押し付けてくる上司には、どう対応したら良いのでしょうか。
どう考えても、上司の言ったやり方では上手くいくはずがない。
こんな時、男性は内心「無理だろ。冗談じゃない」と思いながらも「わかりました」と答えます。
でも女性の多くは戦います。というか、相手を説得しようとします。
しかし、どんなにこちらが正しくても、相手は絶対に折れませんから結果は玉砕。
最終的に、部下であるあなたは従うしかありません。
一見すると、男女共に上司の言葉に従っているように見えます。
男性の方がより従順に見えますよね。
でも実は男性は上司に反論しない割に、上司の言う通りにはしないんです。
自分の考える結果の出せるやり方でやる。で、結果が出る。だから上司に叱られなくて済む。
でも女性は反抗しながらも上司の言ったことを守ろうとするので、結果を出せません。
自分の実力のせいではなく、上司の言葉に従ったせいで失敗したんです。
しかし、結果が出ないと上司は怒る。
こちらがどんなに上司の言った通りにやったと言っても、「俺がそんなこと言うわけないだろ!お前のやり方が悪い」となります。
そう、男性上司は自分の言ったこと、特に上手くいくわけがないようなことは、何も考えていない時の発言なのでまず覚えていません。
あなたが自分に反抗したのが許せなくて、あなたのやり方とは別の方法であなたを従わせようとしただけです。
女性は自分が覚えているので、男性が覚えていないことを怒りますが、男性は多分自分も同じなのでしょう。
どうせ上司が何も覚えていないことをわかっているので従わない、というか、聞き流します。
女性諸氏は、何度も同じ失敗を繰り返しているわけですから、そろそろ自分が不愉快にならないため、そして仕事を円滑に進めるために、上手な対処法を学習しようではありませんか。
私はコンサルタントをしていた患者さんから、プロの極意を聞き出しました。
その方は、かなりのやり手ですが、そうは見せない親しみやすい印象の若い女性です。
本当は教えたくないのですが、この記事を読んでくださった方には特別に、プロの技を伝授しちゃいます。
私「コンサルタントって、その仕事を何十年もやっているおじさんたちに、あなたのやり方のここがまずいので、これをこう直してくださいって言う仕事ですよね? 聞き入れてもらうのすごく難しくないですか?」
プロ「そんな時は、例えば相手が部長だったら、『前回部長のおっしゃっていたようにここをこうしてはいかがでしょうか?』みたいに言うんです」
私は膝を打ちました。なるほど。
私たちはつい手柄を取ろうと、自分がこんなことを思いついた。自分がやったと相手に誇示したくなります。でもそれでは相手に受け入れてもらえません。評価は上がるどころか下がる一方です。
そこでプロの技を使うとどうなるか。
大切なのは仕事で成果を出すことです。
結果的に彼女の意見は通り、仕事は上手くいきます。
自分の手柄を誇示する以上に、自分の意見を取り入れて成果を出してくれた(と感じさせた)彼女の評価は上がるでしょう。
素晴らしくないですか?
アホな上司に呆れているあなたは、上司を持ち上げるなんて冗談じゃないと思うかもしれません。相手に自分がアホであることをわからせたい。
でも考えてみてください。周囲の人たちはみんな、それがあなたの意見であることを知っています。
そもそも本当に実力のある人は、自分をわざわざ誇示しないですよね。
そんな必要はないことを知っていますから。
大切なのは目的を遂行し結果を出すことです。そのために最善を尽くす。
上司と揉めて能力を潰され、心もすり減って毎日が辛い。その方がアホらしいと思いませんか?
そうならないための手段です。さあ、テクニックを身につけましょう。
0コメント