覚えるんじゃなくて理解しよう。

 身体について勉強したい人のために、身体の仕組みについて、読みやすい記事を書いていきたいと思います。 何について勉強するのでも同じだと思いますが、身体について学ぶとき、特に大事なのが覚えようとするんじゃなくてきちんと理解することです。 国家試験を受ける人は、身体のプロになるのだから当然、理解した上に、膨大な量の知識を一旦きっちりと覚えなければなりませんが、それ以外の身体について知りたいという人達は、身体の仕組みを、とにかく知ることです。 身体について勉強しようとするとき、一番の難関が医学用語の難しさです。 自分で本を読もうにも、難しい言葉の羅列で意味はわからないし、覚えられないしでくじけてしまうのは、小説で言えば、三国志を読もうにも難しい名前が沢山出てきて、それだけで読む気が失せてしまうのと同じ。 ここで提案です。とりあえず、医学用語を覚えようとするのは止めて、身体の基本的な仕組みやそれぞれの関係性を理解することに専念しましょう。 三国志で言えば、登場人物個々について追いかけるのは止めて、ストーリーに専念するということです。 筋肉でも小説の登場人物でも、主要なメンバーについては、ストーリーを追っているうちに、名前や特徴、性格なども自然と覚えていくでしょうし、脇役については、それが誰だかわからなくても、さして問題はありません。知りたいときには調べればいいんです。 理解が深まってくると、知識としては知らないことも解るようになってきます。知識ばかり沢山詰め込んでも、理解していなければ使えません。 そして、身体を学ぶときのポイントは脳(神経)を知ることだと私は思います。難しそうだと思うかもしれませんが、知れば知る程おもしろいし、役に立つのが脳に対する知識です。 例えばダンサー。脳の仕組みを知っていれば、練習の仕方が変わるかも知れませんよ。 いつも上手く踊れないところがある。だからその振りを繰り返し繰り返し踊る。でも毎回同じミスをしてしまう。 脳の性質を考えたとき、この練習方法はちょっと危険です。なぜならば、繰り返し良くない動きを練習することで、脳がその動きを学習してしまう可能性が高いからです。 苦手意識を持っている部分が上手くいかないのも、失敗のイメージに脳が反応してしまうからです。 筋肉は脳のイメージの元に動きます。そしてその動きは、脳によって記憶され、繰り返すことによって、本来なら洗練されたスムーズなものになっていくわけですが、悪い癖を繰り返せば悪い癖が記憶に固定されてしまい、修正するのが難しくなります。 脳の性質を利用した練習方法をするのであれば、上手な人の動きを見て、それをイメージしながら踊るとか、自分の得意な部分を繰り返し踊ることでイメージを作ってからやり直すとかの方が、リスクの少ない練習法と言えるでしょう。 次は、筋肉について考えます。 

治療院アジアート

麻布十番商店街の、女性による女性のためのマッサージ鍼灸治療院です。 全身のマッサージを基本に、必要に応じて鍼灸を追加します。 どこか懐かしい古民家風の空間で、ゆったりとした時間をお過ごしください。 女性専用、個室、完全予約制、お着替えもご用意してあります。 2019年4月より、ご要望の多かった施術抜きの「カウンセリングのみ」のコース始めました。 ご予約時にご指定ください

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