闇の中から抜け出せない人へ

自分に内在した心の闇から抜け出せない人へ、私からの提案です。今の自分を作り出してしまった原因は間違いなく存在するので、同じ視点で物事を見ていると、そこから抜け出すことはできません。そこで気づいていただきたいことは、多くの場合、正しいことは一つでなく、別の面から見れば、もっと自分に役立つ、採用すべき正解が隠れているかもしれないと言うことです。同じ小説を読んでも映画を見ても、感じることが人によって異なるように、起こった事実は一つでも、どこに注目するか、どの立場で見るかで、その出来事に対するその人にとっての真実は違ってきます。多くの場合、自分が正しいと信じている理由は、絶対的なものではありません。何かを実行するためのコツは、やれない理由を並べ立てるのはやめて、どうすれば出来るのか、それだけを考えることです。良くない自分を修正しようとか、こんな自分は嫌だとか考えるのは一旦やめてみましょう。そこばかり見ていると、やめられない理由ばかり思い浮かんでしまいます。これからは、自分はどんな人になりたいんだっけ?と考えることに集中するべきです。自然と心に浮かんでくる考えに流されるのはやめて、自分で自分の考えを、自分が行きたい方向へ誘導しましょう。重要なのは自分の意志で選択すること。そして、そんな人になれるかどうかは考えないこと。なると決めるんです。今までのあなたは、もしかすると、こんな人だったかもしれません。・自分に厳しすぎたり、周囲の人間から否定されることを受け容れてしまい、自己評価の低い人・自分や他者の弱さを否定する人・ダメな人間(特に自分)のことは攻撃する人・相手がわかってくれないことを嘆きながら、自分も本当の意味では相手を理解できない人・相手の言動の裏にあるものを勘ぐって、人は自分を攻撃する、馬鹿にするものだと決めつけ、相手が犯してない罪まで相手に負わせる人(普通に接している人に、この人は笑っているけれど内心私を馬鹿にしているんじゃないかなどと疑うのは、あまりにも相手に失礼です。それにもし本当に、相手が自分を馬鹿にしていたとしても、気にしないという手もあります。これは自分で選ぶことができます)もしあなたにそんな部分があるとしたら、そんな人のまま生き続けたいですか?それとも、これからは異なる視点に立って、・ダメな人こそ受け容れ、ありのままの人間を愛せる人・色んな価値観を受け容れる人・自分や人の短所ではなく、長所の方に注目できる人・自分や人の弱さを受け容れ、弱さを知ることで自分の成長に繋げられる人・与えられた人生を楽しむ人・持っていないものを嘆くのではなく、持っているものを喜ぶ人とにかく、自分を苦しめてばかりいる自分を変えて、新しい自分になろうと思いますか?具体例を挙げてみます。もし自己評価の低い人が自分を責めそうになったら、その状況を客観的に、今までとは別の視点で見てみましょう。小さな子供が親から罵倒され、萎縮して泣いています。子供は粗相をしたかもしれない。親から見たら良くないことをしたのかもしれない。それを見てあなたはどう思いますか?「あんな言われ方をするなんてかわいそうに。でも、あの子が悪さをしたから怒られてもしょうがないな。あんな子供じゃあ親も大変だ」などと、叱られる理由に注目し、親の立場を考えるでしょうか。それとも、「どんな理由があろうとも、子供が萎縮するほど罵倒する親を肯定することは出来ない。なぜなら、子供はどんなに良い子でも粗相をするものだし、悪いとわかっていることをしてしまうこともある。でもそれは成長の過程で誰もが通る自然な道だ。粗相は繰り返さないように注意してやればいいし、悪いことをしたら、なぜそれがいけないかをきちんと話して謝らせればいい。罵倒するのは躾ではなく、親の怒りを子供にぶつけただけのことで、ただ親を怒らせたくないという恐怖を植え付けるだけだ」と考えるでしょうか?私から見ると、前者は、子供のことを考えているのではなく、親の都合に子供を合わせようとしているように見えます。親を怒らせないために正しいことをするのではありません。正しいことをすることは、自分が気持ちよく生きるためのルールであるべきです。あなたは、不器用だったり、ずるいところがあったり、理由があって憎しみの心を抱いている子供がいたら、「お前には生きる資格がない」とか、「お前は価値の低い人間だ」と言いますか?それとも、このすっかり萎縮してしまった子供を慰め、「次から気をつければ良いんだよ。上手に出来ないことがあっても、あなたはダメな子じゃない。誰だって、得意なことと苦手なことがあるんだよ。意地悪なことを考えたり、人を憎んだりすることがあっても、それは自然な感情なんだよ。でも、これからは、なるべく人を許せるようになれたらいいね」そんな風に気持ちを伝えますか?罵倒される子供はあなたで、罵倒している親もあなたです。子供を罵倒し、萎縮させる親であり続けるか、子供を慰め、子供の成長を促す親になるかはあなた次第です。今までのあなたは、できの悪い子供である自分が変わらなければいけないと思っていたかもしれない。でも、私からすれば、変わるべきなのは子供ではなく、親の態度です。親が変わらなければ、子供がどんなに努力して成果を上げても、親は無理矢理あらを探して、子供を罵倒し続けます。親が変わり、子供がどんなに失敗を繰り返しても温かく見守り、責めるのではなく、上手に出来たことに注目し、それを褒め共に喜ぶことが出来れば、萎縮して怯えていたときよりも、その子の能力はずっとスムーズに発揮されるはずです。(スポーツでも勉強でも、厳しければ厳しいほど上達すると信じているかもしれませんが、無理矢理やらされている子が、好きで好きでたまらなくてやっている子に勝てるわけがありません。ノーベル賞を取るような学者は、大抵オタクですよね。何かを極めるには、それを楽しむことが必須なんです)どちらの親になるかは、あなたの選択次第です。

治療院アジアート

麻布十番商店街の、女性による女性のためのマッサージ鍼灸治療院です。 全身のマッサージを基本に、必要に応じて鍼灸を追加します。 どこか懐かしい古民家風の空間で、ゆったりとした時間をお過ごしください。 女性専用、個室、完全予約制、お着替えもご用意してあります。 2019年4月より、ご要望の多かった施術抜きの「カウンセリングのみ」のコース始めました。 ご予約時にご指定ください

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