男性的なものと女性的なもの。その1

私の思う、男性らしさと女性らしさ。
これは、男らしさ、女っぽさなどとは少し違います。
もっと本質的な部分、魂の性質?についての考察です。(おおげさ)
男女平等、人はみな対等であっても、男と女に求められる資質はやはり違います。
私は一般の人に比べると固定観念があまりなくて、かなり柔軟な人間だと自負していますが、そんな私でもやはり、男女に求めるものが違うんです。
わかりやすいのが、仕事に対する態度。
30男が仕事が出来ないと、「おいー」と思いますが、30女が仕事が出来なくても、「まあ、いいか」と感じてしまうんですよね。これは患者さんに聞いても、大抵共通した感覚です。
ただ、ここで面白いのは、私のような医療従事者ともなると、そこに男女差はなく、「男だろうが女だろうが、プロなんだからしっかりしろ」となります。
でも自分の中の偏見に気付いた、最も印象的な出来事は、諸葛孔明に対する気持ちの変化でした。
三国志の登場人物の中で、私が好きなキャラクターはなんと言っても”関羽”髭好きな私には、断然かっこいい。関羽が死んだ後は、一気に興味がダウンしたほどです。
でも、中国の歴史上、最も尊敬される人物、人格者で頭も良く、忠義に厚く、謙虚な人。諸葛孔明については、
いい人だけど嘘つきで、正々堂々としてないし、あんなに優秀な人なのに、劉備元徳なんて無能な上司の下にいるなんて変じゃない?
そんな風に、何となく釈然としないというか、スッキリしないものを感じていたんです。
劉備元徳は人格者だけど諸葛孔明のような人が仕えるにはどうなの?曹操の方が良くない?って感じ。
でもあるとき、諸葛孔明を心から尊敬できるようになりました。なぜか?
それは読書家の患者さんと話をしていたとき、「諸葛孔明が女性だったという設定の小説は面白かった」という言葉を聴いた瞬間でした。
そうか、諸葛孔明を男だと思うから尊敬できなかったんだ。もし彼が女性かゲイなら、その人物像がものすごく納得できる。そう感じたんです。
もし女性(かゲイ)なら、殺し合いはせず、嘘をついて相手を騙してでも犠牲の少ない方法で問題を解決したいと考えるのが当然だし、優秀で残忍な上司より、人間的に尊敬できる人の下で働きたいし、自分の地位や名誉より、みんなが幸せになることの方がずっと大事だし、諸葛孔明は色白で弱々しかったと言うし、そっかーって感じ。
彼の生き方は、いい事ばかりじゃないですか。諸葛孔明かっこいいー。そう思いました。
そこで、自分の中にある女性観、男性観に気付かされたわけです。
女は、争いごとは嫌いで、みんなで仲良くしたいし、地位や名誉より、自己実現の方が大事だし、上司には、成績の優秀さより人間的に優れた人を求めるし、なるべくなら関係性において人を切りたくない。

治療院アジアート

麻布十番商店街の、女性による女性のためのマッサージ鍼灸治療院です。 全身のマッサージを基本に、必要に応じて鍼灸を追加します。 どこか懐かしい古民家風の空間で、ゆったりとした時間をお過ごしください。 女性専用、個室、完全予約制、お着替えもご用意してあります。 2019年4月より、ご要望の多かった施術抜きの「カウンセリングのみ」のコース始めました。 ご予約時にご指定ください

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