「人がどう思うか」を考え「自己中心的」になった
私はある出来事をきっかけに、「人からどう思われるか」を気にする人間から、
「自分がどう思うか」を気にする人間に変わりました。
超個人的な話ですが、わかりやすい実例だと思うので、私の体験をお話してみようかと思います。
大人になってからできた友人との間に起こった些細な出来事ですが、私にとってはちょっとしたターニングポイントとなった事件?です。
その当時、私には毎日一緒に昼を食べ、お茶を飲むような友人が何人かできました。その内の二人、10歳年上と、5-6歳年下の女性とは特に仲が良く、各自が忙しいのでごくたまにですが、休日も一緒に出かけるほど親しく付き合っていました。
高校や大学時代の親友達とは、その頃はあまり会っていなかったので、その時点での、最も親しい人、私はそう感じていわけです。
特に年上の人のことを私は大好きで、年下の子のことも、とてもかわいいと思っていました。
でもある日、その二人が私に嘘をつき、別の若い女の子の誕生日会をしてあげたんです。(女子中学生みたいなくだらない話ですいません)
私とこの誕生日を祝われた子は特に親しくなく、二人は比較的親しかったので、三人で誕生会をしたこと自体は別に構いません。子供じゃないんだから、そんなことでは怒らない。
ただその時、二人はわざわざ私に嘘をつき、その事実を隠しました。ここが問題です。
翌日誕生日の主役がそんなことは知らずに、私に「二人に祝ってもらっちゃいましたー」と言ってきて、私の知るところとなりました。
その時の私の心理はこんな感じ。
あの二人は、わざわざ私を排除した。仲間はずれにすることを楽しんだ。これは確実です。
他のそれなりに親しかった人たちには嘘をついていないわけで、二人のしたことは、私に来て欲しくなかっただけではなく、二人は仲良しだけど、私はそうじゃないというアピールです。(外に対してではなく、二人の間で)
「あなたは勝手に親しいと信じてるみたいだけど、そうじゃないんだよ。あなたがいない方が、自分たちは楽しいんだよ」ってことです。「私が勘違い野郎で、本当は付きまとって欲しくないんだよ」ってことです。
私はその当時、既に30歳目前、大人を通り越して、おばちゃんになりかけていました。なのに、その事実を知りショックを受け…、白状すると、家で一人泣きました。お子ちゃまですね、すいません、くだらなくて。
でも、本当にショックでした。彼女達が、私がその事実を知ってしまったことに気付いていたかどうかはわかりませんが、私はしばらく、彼女達と目をあわせられなくなりましたね。自分からは話しかけられなくなった。
でも、そんなことは他のみんなは知らないわけだし。その後も他のメンバーも含め、それまで通り、一緒に食事して、お茶もしてました。辛かったですよ。はい。深く傷つきました。
当初はちょっと裏切られたような気もしていました。でも怒ったり、相手を恨むことはありませんでした。だって、私が嫌な奴だから嫌われてるだけで、それでも、普段は無理して付き合ってくれているわけだから、逆に感謝しなきゃいけないなと。
0コメント