自分でやってみよう その2
前回の続きです。
④どんな行動や、想像、妄想をしたときに、自分がリラックスしたり、前向きになれたり、嬉しかったりするかを研究する。
これは人によって違うと思います。
ある人は、かわいい動物をみたり、一緒に遊んだ時かも知れない。別の人は、静かに海を眺めている時かもしれない。お芝居や映画を見ているときが一番リラックスできる人もいるでしょう。
向上心の強い人なら、困難に向かい、それを乗り越えた時かもしれない。自分に自信がない人なら、人のために何かをしてあげたときかもしれない。
友達と会って笑った時かもしれない。同じような悩みを持った人たちと、心の交流を持てたときかもしれない。
好きなダンスや歌、スポーツなどに汗を流している時かもしれないし、気持ちを集中して、書道や陶芸に取り組んでいる時かもしれない。
愛する人とたわいもない会話をしたり、触れ合った時には誰でも心地良くなる。
それは実際に行動しても、その時のことを思い出したり、妄想するだけでもいいんです。自分のための安全地帯を確保し、辛くなりかけたら、早めにそこに逃げ込んで、一時避難しましょう。
それが結果として、自律神経のコントロールや脳内回路を書き換えることに繋がります。
医学的事実を織り込みながら、なるべく他人事のように、客観的に自分の状態をみる。自分の気持ちではなく、あくまでも状態を観察する。このほうが簡単です。
妄想編 今度は強迫性障害で。
ここで手を洗わないと恐ろしい菌に汚染されてしまう。手を洗っても、もう遅いかもしれない。シャワーを浴びなきゃ。この菌はどんな病気を引き起こすんだろう?エボラ出血熱のように身体が腐り、あらゆる穴から出血してしまうのか?でも日本にエボラが入ったニュースは聞かない。自分が初の感染者?もしそうだとしたら、いやそうじゃなくても、自分は隔離され、宇宙空間でも作業が出来そうな防護服を着た人たちに囲まれ、研究対象にされ、世界中に私のニュースが流れる。これが映画なら、医療チームのメンバーの一人と心の交流が生まれ、自分とその人の間には愛が芽生え、別の研究者で私の菌に誤って感染して死者が出ても、私は危機一髪でワクチンが間に合い命を救われ、その犠牲に涙しながらも、幸せを勝ち取るはずだ。待てよ、だとすると今の人生より、そっちの方がいいかも。思い切って感染してみちゃう?
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