「ダイエットの心得」5

次は運動です。
私が実践したことを紹介します。この方法がいいのではなく、こんな風にして自分に合うものを探しましょうという提案です。
雑誌に載っていた簡単な筋トレのようなものを、週に2,3回2ヶ月程度続けました。これも「やらなきゃ」じゃなくて、「2-3ヶ月試しにやってみちゃう?成果出るかみちゃう?」そんな気持ちで続けました。
ストレッチもやりました。私は体がスーパー硬いので、これは良かった。私は筋肉や神経の仕組みを知っています。なぜ足を伸ばして床に座っていられないのかを分析しました。身体が硬い人限定ですが、これは役に立つので、その方法を書いておきます。
ひとつは太ももや膝の裏、ふくらはぎの筋肉が硬いから。もうひとつは腰の部分の筋肉が硬いからです。この二つを一緒に伸ばさず、別々に伸ばすことにしました。そうしないと、お互いが邪魔をして、単独での最大限伸びるところまで届かなくなってしまうのです。
筋肉の硬い人は、伸ばそうとすると痛いので力が入ります。これが身体を硬くする最大の敵、筋肉は力が入ると縮んでしまう性質だからです。まずは伸ばすことより、体の力を抜き、重力や腕の力を使って倒すようにして、伸びて痛む部分の力を抜くことだけに神経を集中します。ふーっと息を大きく吐き出すと、力を抜きやすくなります。
これを身体の硬い患者さんに教えながら、30分も一緒に取り組むと、その場で10センチくらい前屈が改善するんです。信じられないほどの成果です。身体が硬い人限定で試してみてください。
そしてメインの運動ですが、なるべく毎日、早足で1時間以上歩きました。私は歩くのは好きなので、麻布十番から原宿や銀座まで歩きます。私は極度の方向音痴なので、わかりやすくて、退屈しない道を選び(歩くのが目的なので、遠回りでも良いんです)とにかく歩きました。
この時、お腹を引っ込めて歩くのがポイントです。私はぽよったお腹を引っ込めることが目的だったので、お腹を引っ込めて歩くと、お腹を引っ込めるための筋肉は鍛えられるし、歩く姿勢は美しくなるし、エネルギーは沢山使えていい事ばかりです。これはかなり効果があったように思います。
でも、これらの運動は数ヶ月で面倒になり止めました。今はその代わりに、朝の散歩をジョギングに変え、続けています。
私がダイエットを始めたきっかけをお話していませんでした。私は昔から痩せています。体重の変化でいえば、20代の頃から40代の今まで、2-3キロしか増えていません。
でも、私はOLから鍼灸師になり、服装がスーツから万年ジーンズへと変わりました。これがいけなかった。ジーンズのサイズは変わらないんです。だから安心していたんです。でも、ジーンズの上にはみ出したお腹が……。
私は見た目を気にしない人なので、ずっと無視していました。でも、ウエストに何かが乗っている。あまりにも目に余るので、ある日測ってみました。驚きましたね。お腹を引っ込めないで、おへその位置でメジャーをまいてみると、ウエストのサイズより、15センチも多いではないですか。
やばいって。人にダイエットの指導をしてるのに。明らかなメタボです。おかげで、ダイエット体験ができました。
結局私が実践したのは、歩くのと、ストレッチと、食事の内容を変えること(量を減らそうとは考えず、何となく健康的な食事と思われるものに変えた)ですが、真面目にやっていた間に、問題のウエストは3週間くらいで5-6センチ引っ込みました。
凄いでしょう?私はこの体験から、ダイエットほど真面目にやれば確実に成果の出るものはないと実感したわけです。問題はやるかやらないか、それだけ。
自分の目的にあわせ、自分の生活に合わせ、できることだけをやればいい。でも、甘えは禁物です。楽しむことです。誰にだって、出来る事はありますよ。

治療院アジアート

麻布十番商店街の、女性による女性のためのマッサージ鍼灸治療院です。 全身のマッサージを基本に、必要に応じて鍼灸を追加します。 どこか懐かしい古民家風の空間で、ゆったりとした時間をお過ごしください。 女性専用、個室、完全予約制、お着替えもご用意してあります。 2019年4月より、ご要望の多かった施術抜きの「カウンセリングのみ」のコース始めました。 ご予約時にご指定ください

0コメント

  • 1000 / 1000