お引っ越し
皆様こんにちは。今回の引越では、ブログネタが沢山出来たので、少しずつ記事にしていきたいと思います。(希望)私の引越には、伝説とも言える逸話があります。自分的には自慢話なのですが、患者さんにはたいてい冷たい目で見られる私の行動、それは…。前回の引越時、クローゼットが大きすぎて玄関から廊下に入る扉を抜けられず、引っ越し屋さんも頑張ってくれたのですがどうしても無理で、結果彼は(クローゼット)玄関に一人置き去りにされてしまいました。私の引っ越し先は、以前のアジアート、要するに職住別だったものを一緒にして、治療院内に住むことにしたわけです。引っ越し日は週に一度のお休みで、翌日には患者さんがみえます。この大きなクローゼットを玄関に放置するわけにもいかないし、引っ越し屋さんに廃品回収してもらうとなると1万5千円はかかると言います。それにクローゼットの中身が私のベッドの上に山積みのまま。このままでは寝られません。そこで私はどうしたか?そうです。クローゼットの上部を電動のこぎりでカットし、部屋に入れてからそれを乗せて、なんの問題もなく使用しておりました。はい、今回の引越で彼(クローゼット)を捨てるまで。初めは定規を当てて線を引き、なるべく真っ直ぐに切っていたのですが、途中で障害物にぶつかって、電ノコが進まなくなったので、なんのためらいもなく迂回して、ついでにクローゼットを縦に二分していた仕切りも内側からカットし、見事に上部を取り外すことに成功しました。これで、部屋まですんなり運んで、先ほどカットした上部を乗せ直し、切る前に外しておいた扉を取り付ければ、全ての問題が一瞬にして解決。正面から見る分には、外見的にも全く変わらず、横から見ると、まあ…。でも自分の部屋に他の人は入れないし、ノープロブレム。処分代も、新しいクローゼットを買い直す費用もかからず、使えるものを捨てずに済み、買いに行く時間も、クローゼットがない期間の不自由を感じることもなく、全てが丸く収まりました。これ以上の解決方法があるでしょうか!私はこの判断を、私の今までの人生の選択においても、最高のチョイスだったと自負しているのですがいかがでしょう?でも、人はまず選べないであろうそんな選択肢が、いったいどこから出てきたのか不思議ですよね?1番の理由は、「私が電動のこぎりを持っていたから」と言わざるを得ません。これは、アジアートを始めるとき、業者に頼まず自分たちで内装を作ったためです。桐の床板も自分たちで敷いたので、部屋のサイズに合わせるには、当然端を切る必要があり、電動のこぎりが大活躍しました。当然、今回の引越でもそれなりに登場いたしましたが、なるべく以前に切ったものを活用し、パズルのように板を組み合わせて使用し、電ノコの登場は最小限に抑えました。(とにかく音が大きいですから)ちなみに、私が手動にしろ、のこぎりを持っていなければ、買いに行ってまでは切らなかったのではないかと予想します。(断言は出来ません)2番目の理由は、私が、普通ならどうするか?とか、人はどうするだろう?といったことはあまり考慮せず、今この問題を解決するのに、自分にとってベストな方法は何か?を純粋に考えるタイプだからではないかと思います。これに関連して思い出すのは、OL時代、とても純粋な友人に誘われ、自己啓発セミナーの勧誘のための集まりに参加する羽目になったときのこと、色んな体験をしてみる中で、あるクイズをやらされたんです。とても単純なもので、正方形に縦横斜め3点ずつ9個の点があり、4本の一筆書きの直線で、全ての点を通ればクリアというもの。私は、4,50人いた参加者の中で、ダントツ1番にこの問題が解けました。これを読んでやってみる方もいるかもしれないので、そんな方は少しとばして読んでください。私も一応普通に、点と点を結ぶような線を引いてみたのですが、点で構成された正方形の中で線を引いていたのでは、どうしても5本の線が必要になります。そこで私の心の声です。「そりゃあそうだ。普通に引けたらクイズにならないし。直線でって言ってるから曲げられないし、はみ出すしかないな」1本目に引いてみた線で、正解を導き出すことが出来ました。簡単です。それなのに、周りの人たちは全然出来ない様子。出題者の意図にまんまと嵌っています。そうです。出題者の意図は、「どうですか皆さん、できましたか?皆さんはこんなにも枠にとらわれているんです。本当はもっと広い世界が、あなたのまわりにも広がっているんですよ」この言葉を聞いたとたん、私は確信しました。「私は枠にとらわれていないから、この自己啓発セミナーを受ける必要はないな」私には逆効果だったこの台詞が、枠からはみ出すなんてことを全く考えなかった、枠にとらわれまくっている人たちに有効だっただけではなく、私に「あなたは枠にとらわれていない人だ」ということを教えてくれました。枠にはとらわれていないけれども、決して奇抜ではない。そんな思考方法が、私の信条です。
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